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や行

薬物依存(やくぶついぞん)

薬物依存とは、耐えがたい欲求のために連続的ないし周期的にその薬物を摂取することをいう。薬物の種類としては、睡眠薬、非麻薬性鎮痛剤、抗不安薬、麻薬、幻覚発現剤(LDS-25、大麻など)、覚せい剤(ヒロポンなど)、有機溶剤(シンナー、接着剤など)、コカイン、喘息薬など多岐にわたります。治療行為から派生した医原性ともいえる側面や、反社会的(違法性)といった側面から理解していく必要もある。なお、反復使用することで薬物の効果が減り、使用量が増加する現象を耐性と呼び、使用中断による心身の病的症状を離脱症状(禁断症状)と呼ぶ。精神科医療施設での治療に加えて、以下のような自助組織の活用が考えられる。 AKK(アディクション問題を考える会)、NA、Nar-Anon(ナラノン)

薬物療法(やくぶつりょうほう)

化学的に作られた物質で、特にヒトや動物に投与したときに何らかの生理的な作用を及ぼすものを薬物という。その中で病気の治療、予防、診断といった用途に使用されるものを医薬品といい、医薬品を使用して病気や症状の改善を目指すことを薬物療法と言いる。

雇止め(やといどめ)

有期雇用契約を結んだ労使関係において、使用者側が満了した契約を更新しないこと。

要求度-コントロールモデル(ようきゅうど-こんとろーるもでる)

仕事の量が多ければ多いほど、また質的要求も高ければ高いほど(主観的に感じる仕事の要求度)労働者のストレスは高まるが、一方で労働者側に仕事のコントロール能力や裁量権が与えられていれば(主観的に感じる仕事の裁量権)、仕事ストレスは緩和されることが分かっている。この両者の関係を用いて、職場を分析したり(仕事ストレスの要求度が高い低い×仕事の裁量度が高い低い)、改善に役立てたりすることができる。

抑うつ状態(よくうつじょうたい)

気分が落ち込み、憂うつになる状態をいう。抑うつ状態を呈する代表的な疾患としては、うつ病が知られているが、不安障害、統合失調症、適応障害、パーソナリティ障害、などあらゆる精神疾患の併発症状となり得る。

4つのケア(よっつのけあ)

4つのケアとは、「労働者の心の保持増進のための指針」において示されたメンタルヘルスケアのことで、労働者が自らのストレスに気付き予防対処する「セルフケア」、管理監督者が心の健康に関して職場環境等の改善や労働者に対する相談対応を行う「ラインによるケア」、事業場内の産業医等の産業保健スタッフ等が心の健康づくり対策を提言・推進し、労働者、管理監督者等を支援する「事業場内産業保健スタッフ等によるケア」、事業場外の機関及び専門家を活用し、その支援を受ける「事業場外資源によるケア」のことを指す。