厚生労働省推進のストレスチェック制度。あなたはどのくらい知っていますか?

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ジャンル:ストレスチェック

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■厚生労働省はなぜストレスチェック制度を設けたのか?

そもそも厚生労働省はなぜストレスチェック制度を設けたのでしょうか。
メンタルヘルス不調により、自殺をしたものの中で、原因が特定できた人の10%ほどが勤務問題を原因に挙げていました。
また、メンタルヘルスケアに取り組んでいる事業所はH25年では60%ほどでした。
こういった問題を背景として、厚生労働省は、うつなどのメンタルヘルス不調を未然に防止することを目的としてこのストレスチェック制度を打ち出しました。

■ストレスチェック制度の流れ~導入前準備から実施まで~

それではストレスチェック制度はどのような流れで行えばよいのでしょうか。
まずは、会社全体でストレスチェック制度の実施方法を話し合い、決まったことを社内規程として明文化し、労働者へ知らせます。
そして役割分担を行い、制度全体の担当者、制度を実施する者、ストレスチェックの実施事務従事者を決めていきましょう。

■ストレスチェック制度の流れ~面談実施から職場環境改善まで~

次にストレスチェックを実際に行います。記入が終わった質問用紙は、第三者や人事権を持つ職員が見ないように、実施者もしくはストレスチェックの実施事務従事者が回収します。
その後、回収した質問票から医師が面接指導が必要なものを選びます。あとは結果を本人に通知し、面接指導が必要な場合は面接指導を実施するというような流れになります。

■ストレスチェック制度において特に気を付けることとは?

ストレスチェック制度において、厚生労働省が特に気を付けるよう明文化しているのが個人情報の保護と不利益取り扱いの防止です。
ストレスチェックは不正な目的で使用されないよう適切に管理することが求められています。
また、結果を理由にした不当な処遇を従業員に与えるということも禁止されています。

■まとめ

まだまだ始まったばかりのストレスチェック制度。厚生労働省のホームページに詳細が記載されてはおりますが、初めて携わる者にとっては取っ付き難い部分もあります。
ストレスチェック制度に詳しい委託業者もあるため、連携して行っていくこともいいのではないでしょうか。
正しいストレスチェック制度を行い会社のメンタルヘルス不調改善につなげていきたいものですね。