ストレスチェックによる職場環境改善に期待！産学連携プロジェクトの試み

ジャンル：ストレスチェック

ストレスチェックによる職場環境改善に期待！産学連携プロジェクトの試み

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ラフール×立正大学によるストレスチェック集団分析に関する共同開発研究

ストレスチェックシステム「priskHR」の開発やメンタルヘルス研修を実施しているラフールは、立正大学心理学部の研究チームと産学連携し、ストレスチェックの集団分析に関するデータの解析に取り組むことを発表しました。

同社が蓄積してきた約2,700社、15万人という従業員のストレスチェックデータを、年齢や環境、職種などさまざまなパラメーターによって詳細に解析し、より実践的なソリューションやサービスの開発を目指します。例えば、クラスター分析の実施によって、従業員のストレスや就労の状況を予測するなど、ストレスチェックの結果を積極的に活用していくすることが期待されています。

グリーンポケット×千葉大学による植物を使った職場環境改善のための実験

観葉植物のレンタルを手がけるグリーンポケットでは、千葉大学園芸学部研究課園芸部と産学連携し、植物を活用し職場環境を改善するための実験を実施しています。

IT企業や大手食品会社、製薬会社などの職場に植物を設置したところ、「仕事への集中力」や「仕事への意欲」といったVAS（主観調査）値や、「緊張・不安」、「抑うつ・落ち込み」といったPOMS（心理調査）値が改善。ストレスチェックで用いられているのと同じ項目に好ましい変化が認められたことで、植物によって従業員のストレスが軽減されることが明らかとなりました。

富士通×東京大学による健康経営の効果を測定予測するシステム開発

富士通は東京大学医学部健康総合科学科の川上憲人研究室と産学連携し、健康経営の効果を測定・予測するためのシステム開発を進めています。情報通信技術によって従業員の健康診断や医療費、欠勤率などをデータ化し、企業による健康経営の取り組みがどの程度成果をあげているかを把握しようとするものです。

基礎研究や実証実験を行っている段階ですが。2019年度以降に実用化されれば、例えば、企業内で禁煙指導を実施した前後での肺がん患者の割合が簡単に確認できるようになります。

ストレスチェックを活用して、従業員の仕事への意欲や仕事のはかどり具合を測定することも可能です。こうした取り組みは今後さらに増えていくはずです。ストレスチェックの仕組みがますます充実していくことが期待されます。