ストレスを感じるのは職場だけではない。半数以上が家庭でもストレス有と回答

ストレスを感じるのは職場だけではない。半数以上が家庭でもストレス有と回答

ジャンル:その他

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製造業のリンナイが2018年4月にストレスに関する意識調査を行いました。その結果、ストレスを感じている人は約7割、その中で最もストレスを感じているのは40代。ストレス要因は仕事だけでなく、家庭にもあるようです。半数以上は家庭でストレスを感じ、女性の約7割は家事でストレスを感じています。職場でも家庭でも感じるストレス。ストレスフリーで過ごすためのコツも紹介します。

普段の生活で感じるストレス

リンナイが行った2018年4月のストレスに関する意識調査によると、普段の生活でストレスを感じている人は約7割であり、男性も女性も40代が最もストレスを感じていて、次いで30代がストレスを感じている割合が高いと分かりました。

30代は仕事の経験を重ねてキャリア形成をしながら、普段の生活では結婚や出産・住宅購入を検討する年代であり、40代は仕事では一線に立ちながら、普段の生活では住宅ローン返済や子どもの進学等にも頭を悩ませる年代でもあり、家庭でのストレスを感じやすい世代といえます。


職場のストレスと家庭のストレス

厚生労働省が平成24年に行った「労働者健康状況調査」によると、仕事や職業生活にストレスを感じている労働者の割合は60.9%であり、働く人の6割がストレスを感じながら働いていることが分かります。30代から40代は、働くうえでも責任ある立場である方が多く、職場でのストレスの原因は、主に職場の人間関係、仕事の量や質などとなっています。

30代から40代の家庭でのストレスも、よくよく見ると仕事のストレスと似ており、夫婦や家族、ご近所との人間関関係、炊事や洗濯など家事の質や量が、ストレスの要因になっていると推測できます。


ストレスは体の不調も引き起こす

別れや失業など悲しく感じること以外にも、結婚や就職、昇進などの喜ばしく感じることでも、ストレスはたまります。五月病という言葉があるように、環境に大きな変化があったときには、新しい環境に慣れようとして、自分に無理がかかっていることに気づかず、ストレスがたまり、体の不調となって表れることもあるのです。

今回の調査からは、ストレスを感じている人の6割は体の不調を感じていることがわかります。自覚している症状で最も多いのが不眠、次に頭痛や胃痛となっています。このような体の不調があった場合は、仕事や家庭でストレスを感じていることがないか、確認しておくことが、更なる体の不調を防ぐために大切なことになります。


ストレスフリーに過ごすためのコツ

家庭は仕事の疲れを癒す場所でもあり、ストレスフリーで過ごせることが望ましいのですが、家族ひとりひとりが仕事などでのストレスを抱えていると、夫婦間や家族間でお互い気遣うことが難しくなります。その結果、家庭もストレスがたまることになります。家庭でストレスフリーに過ごすには、例えば、家族に完璧を求めないこと、助けてくれる家族には感謝すること、失敗があっても責めずにポジティブにとらえることなどが大切になります。

また、家族への不満があるときには、「あなたが悪い」という言い方ではなく、「私はこうして欲しい」のようなアイメッセージで伝えてみましょう。親しい中にも礼儀ありという言葉があるように、お互いに相手のことを思いやる気持ちがストレスフリーに過ごすためのコツなのです。