ストレスチェック導入後の改善策に有効!EQ組織分析について

ストレスチェック導入後の改善策に有効!EQ組織分析について

ジャンル:ストレスチェック

ストレスチェック導入後の改善策に有効!EQ組織分析について

ジャンル:ストレスチェック

Facebook Twitter

企業向けに人財育成・社員研修サービスなどを提供している株式会社ラーニングスクエアは、EQテストを活用した新しい組織分析パターンを開発したことを発表。EQテストは、受検後の解決策が明確であるため、ストレスチェック導入後の具体的な改善策を示すものとしても注目を集めています。EQやEQ組織分析の概要、ストレスチェックとの関係について解説します。

そもそもEQ、EQテストとは?

EQとは、「Emotional Intelligence Quotient」の頭文字をとったもので、直訳すると「感情のIQ」。感情に関する知能指数を意味します。新しい概念で、その定義はいまだに明確なものではありませんが、心の知能、すなわち自分自身や他人の感情を知覚し、そのうえで自らの感情を制御する能力を測るための指標とみなされています。

ストレスの原因の多くは人間関係にあると考えられていますが、EQの高い人は、他人とのコミュニケーションに長けており、人間関係に関するトラブルに陥りにくいため、ストレスが過多となる可能性が低いということになります。

逆に、EQが低い人はコミュニケーションスキルが不足しており、人間関係のトラブルを招きやすい。そのぶんストレス過多になる可能性が高いというわけです。EQテストでは、こうしたストレス過多となるリスクを計測することができます。問題処理能力など仕事で必要なスキルの判断とともに、すでにアメリカでは多くの企業が採用試験や研修に取り入れるなど、EQテストは積極的に活用されています。


EQ組織分析ソリューションの概要

これまで企業を対象に人財育成や社員研修サービスなどを提供してきた株式会社ラーニングスクエアは、上記のようなEQテストを活用した新しい組織分析パターンを開発しました。これは、EQテストの結果を、以下の5つの分析パターンに基づいて分析するものです。

1. 社員のイキイキ度合
・困難やトラブルを前向きに捉えながら仕事をしているか
・ギスギスした部門や階層はないか
・ゴールを見失っている部門や階層はないか

2.コミュニケーションスタイル
・意思をうまく伝えられているか
・人の話をちゃんと聞いているか
・部門や階層ごとに偏りはないか

3. コミュニケーションタイプ
・ハラスメントはないか・いい人になろうとしていないか
・言動はメンバーに配慮したものといえるか

4. 行動力
・主体的な行動がとれているか
・人間関係に配慮できているか
・バランスがとれた社員の割合はどの程度か

5. プロファイリング分析
・EQを構成する24の素養から組織全体をプロファイリングする


ストレスチェック導入後の改善策としてのEQ組織分析

ストレスチェックの実施から2年が経過したことで、いろんな課題が明らかとなってきました。そのなかで最も顕著なのが、職場の環境改善についてじゅうぶんな成果が得られていないという問題です。

多くの企業で、ストレスチェックの結果を受けて高ストレス者をどうフォローすべきか、職場改善のために何をすればいいのかわからないという声が多く挙がっています。EQテストは、そうした状況を解消するうえで有用なものと考えられています。なぜなら、EQテストでは、受検結果と解決策が直接結びついているからです。分析結果に基づいて具体的な改善策を提案することができるため、ストレスチェック導入後の職場改善策として、大いに活用することができるのです。

また、ストレスチェックによって浮かび上がった課題に応じて、組織ごとに最適化された研修プログラムを提供することもできます。例えば、管理職向けの研修では、客観的な数字から自身の特徴を把握し、ストレスチェックで指摘された上司からの支援のあり方や人間関係についての課題の解決策として、管理職に求められるコミュニケーション能力や部下のサポート力などのスキルを学習。

管理者の行動の変化を促進することで、組織全体の課題解決が期待できるというわけです。ストレスチェック後の具体的な改善策がいっこうに見当たらないとお困りの場合は、EQ組織分析の導入を検討してみてはいかがでしょうか。