協力しない夫がストレス!ワーキングマザーの睡眠不足を防ぐには夫の協力が重要

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ジャンル:労務管理

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子育て中のママがストレスに感じる要因は子どもが寝てくれないことや自分の自由時間がない、睡眠不足などのほかに「夫が協力しない」といったパパに関するものも少なくありません。一方、パパのサポートを受けられるワーキングマザーは、サポートを受けられない人に比べて睡眠時間が30分ほど長いという調査もあります。今回はワーキングマザーのストレスと睡眠に関する調査を基に紹介します。

子育てにストレスを感じるママは93%!パパに対する厳しい声も

まず、森永乳業の育児ニュース「エンジェル110番レポート」で紹介している「ママのストレスとその解消法」を見ていきましょう。レポートによると、子育てに関することでストレスを感じているというママは100人中93人でした。ストレスの内容は大きく分けると、子どもが泣く・寝ないなどの「子どもに関すること」、また、「パパに対して」「ママ自身のこと」「その他(人間関係など)」の4つになります。パパに対するストレスのうち、多くのママが挙げたのは「手伝いや協力がない」「気が利かない」という点です。

ほかにも、協力するかどうかがパパの気分次第だったり、一つひとつ頼まないとやってくれなかったり、どこか「お手伝い感覚」のパパに対して厳しい声が聞かれました。一方、レポートからは、多くのママが子育てに対する迷いや不安を抱え、自分の自由な時間もなく、睡眠不足や疲労などを感じながらも頑張っている様子がうかがえます。また、「自分の体調が悪いときも、一人で子どもの世話をしなければならない」など切実なママの声もありました。


半数以上が睡眠に不満!ワーキングマザーは昼間の眠気と戦っている

次に、2014年に味の素が行った「ワーキングマザーのストレスと睡眠に関する意識調査」を紹介しましょう。ワーキングマザーの調査では、睡眠に不満を抱える人は出産前が15.7%だったのに対し、出産後は52.0%、3倍以上の増加です。

また、睡眠に不満があるママは、原因として以下のような理由を挙げています。

・仕事や育児、家事と忙しすぎて睡眠時間がとれない 50.7%(重複回答)
・子どもの夜泣きやくずりなどで夜中に起こされる  44.5%
・テレビや携帯などで、つい夜更かしをしてしまう  29.7%

味の素の調査でもパパに関するものがあり、「家事や育児への参加が足りない」は18.2%で、5番目に多い理由でした。ワーキングマザーが抱える生活上の悩みとしては「昼間、眠たくなる」がもっとも多く53.7%、「前日の疲れが残る」は47.0%、「朝すっきり起きられない」が46.8%と続いていました。


パパの協力次第?ワーキングマザーの睡眠時間を左右する要因

ワーキングマザーの調査では、パパの育児サポートが多い場合と少ない場合に分けてママの平均睡眠時間を比べたところ、「パパがあまりサポートしてくれない」というママの睡眠時間は6時間31分でした。一方、パパのサポートが多い場合、ママの睡眠時間は6時間57分となり、「26分」の差がありました。

もちろん、睡眠は「長さ」だけでなく、熟眠感があるかなど睡眠の「質」も重要です。しかし、パパの協力を得て30分ほど長く眠れるとすれば、睡眠不足や疲労にストレスを感じているママにとってはストレスの軽減や心身の疲労回復につながる可能性があります。そうはいっても、「パパの協力を得るのは難しい」と感じているママも多いことでしょう。パパの中には、子どもの世話をする気持ちはあっても「妻にダメ出しされたり、怒られたりするのでやりにくい」という人もいます。パパの協力を得て、ママの睡眠時間を確保するためには危険がなければパパのやり方を見守ることも必要でしょう。また、パパがやり方がわかっていない場合には、パパが行いやすい方法を伝えて「パパがやれることを増やす」というアプローチはいかがでしょうか。