テレワーカーの健康管理にも活用できるストレスチェックサービス

テレワーカーの健康管理にも活用できるストレスチェックサービス

ジャンル:労務管理

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パナソニックは、2018年2月から法人向けの働き方改革支援サービスを順次、提供すると発表しました。新たな支援サービスはパソコンなどの使用時間を可視化することにより、長時間労働の是正など働き方改革を促進し、生産性の向上につながるとされています。また、パソコンのカメラを利用して社員の脈拍変動からストレス状態を推定し、テレワーク時の健康管理に役立つレッツノート専用のストレスチェックサービスも始める予定です。

PCやアプリ使用時間の可視化で適正な労務管理と生産性向上を目指す

パナソニックの「働き方改革支援サービス」はパソコンのキーボードやマウスの操作時間、あるいはアプリケーションの使用時間から労働時間を把握することができます。

たとえば、「プロジェクトメンバー全体のパソコン使用時間を一覧にしたい」「社員ごとのアプリ使用時間を集計したい」といった場合にも対応可能です。特に、組織内で利用するアプリのファイル名を「A_〇〇〇」のようにヘッダ付きにしておくと、ファイル使用時間をヘッダ別に集計できます。上司は部下の労働時間や業務内容を把握できるため現状に適した人員配置が行いやすくなり、可視化したデータは業務の見直しにも役立つでしょう。

また、働き方の可視化は部下にとっても自分の業務習慣を振り返り、日頃は気づきにくい点に気づく機会となるので業務改善につながるとされています。


パナソニックの新サービスはモバイル環境下でも快適なテレワークを支援

働き方の多様化によりビデオ会議を利用する機会も増えていますが、無線通信が混雑するような場所では「映像が途切れてしまう」などの問題が起こりがちです。

パナソニックが新たに提供するサービスは、通信制御(自動補正)を行う「ソフトウェア型VPN」により通信品質の低い場所でも通信が途切れにくく、映像を滑らかに再生できます。

また、テレワーク等でパソコンを持ち出す機会が増えたため、盗難や紛失に対するセキュリティ対策も重要となりました。パナソニックは、パソコンの電源がOFFでも遠隔操作でデータを消去できる「HDD/SSD遠隔データ消去サービス」という万が一の備えも提供しています。


増加するテレワーカー!テレワークの課題は働き過ぎ防止と健康管理

2018年の夏、パナソニックはモバイルパソコン「レッツノート」専用のストレスチェックサービスを提供する予定です。モバイルワークなどのテレワークは柔軟な働き方として国が普及を促進し、導入企業は徐々に増えています。

一方で、テレワークをしている社員からは「仕事と仕事以外の区別がしにくい」「長時間労働になりやすい」といった声もあり、長時間労働の防止や健康管理の重要性が指摘されるようになりました。

厚生労働省の「柔軟な働き方検討会」で検討しているテレワークガイドライン改訂(案)でも長時間労働防止の手法やメンタルヘルスに関する事項が追加されるなど、健康管理が重要視されています。


社員の健康管理に役立つレッツノート専用ストレスチェックサービス

「レッツノート専用ストレスチェックサービス」はパソコンのカメラで社員の顔画像を捉え、リアルタイムの脈拍変動からストレスレベルを推定することができます。脈拍の測定に使われているのは、「非接触バイタルセンシング技術」と呼ばれるパナソニックのスポーツ解析技術です。通常、緊張やストレス状態で血管が収縮すると肌の色(光の吸収量)が微妙に変化します。バイタルセンシング技術はカメラで捉えた反射光の変化によって脈拍数を測定し、緊張感やストレス状態を可視化しようというものです。

業務以外で負荷が増えたり、業務が中断したりすると社員に抵抗感が生まれやすいといわれています。しかし、レッツノート専用ストレスチェックサービスは手や身体に触れることなく脈拍測定ができるため、業務の中断も、特別なアクションもせずにストレス状態をチェックできるのがメリットです。