社食に取り入れたい! ストレス軽減に役立つ食事メニュー

社食に取り入れたい! ストレス軽減に役立つ食事メニュー

ジャンル:労務管理

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「たくさん食べてストレス解消!」というのは、ストレス対策としてあまり良い方法ではありません。むやみに食べても一時的な満足感が得られるだけで、根本的なストレス解消にはならないのです。
しかし、ストレスを感じた時こそ食事からしっかりと摂るべき栄養素があるのも事実です。
今回は、職場でのストレス軽減に役立つ食事メニューをいくつかご紹介します。

疲労とストレスに強くなる「豚肉」メニュー

ストレスを感じた時、私たちの体内ではストレスホルモンが分泌されます。ストレスホルモンが分泌されると体内のたんぱく質の分解が促されるため、ストレスを感じている時には良質なたんぱく質を食事から摂るのが大切です。

たんぱく質は肉や魚、卵、大豆などに含まれますが、特におすすめなのが「豚肉」です。
豚肉にはたんぱく質だけではなく、ビタミンB群も豊富に含まれています。
ビタミンB群は、ビタミンCとともにストレスホルモンの合成に欠かせない栄養素。しっかりと補給することでストレスに負けない身体を作ってくれるのです。

ストレス対策には、「豚キムチ」や「豚肉と白菜のミルフィーユ鍋」など、豚肉とビタミンC豊富な野菜を一緒に摂ることができるメニューが効果的だと言えるでしょう。

さらにビタミンB1は体内で糖質をエネルギーに変換するために必要な栄養素でもあります。仕事での疲れを回復する効果も期待できますよ。

気持ちの安定をもたらす「かつお」「まぐろ」メニュー

魚料理なら「かつお」や「まぐろ」を使ったメニューがおすすめです。

かつおやまぐろには、必須アミノ酸の一つであるトリプトファンが豊富に含まれています。このトリプトファンが材料となって体内で作られるのが「幸せホルモン」とも呼ばれるセロトニンです。

セロトニンは、私たちの精神を安定させる働きを持つ神経伝達物質です。不足するとうつ病を引き起こす原因になると言われています。セロトニンの分泌量を増やすためには、トリプトファンを食事からしっかりと摂るのが大切なのです。

また、トリプトファンからセロトニンを合成する際にはビタミンB6が必要となります。かつおやまぐろにはビタミンB6も含まれているため、セロトニンを増やすために積極的に取り入れることをおすすめします。
「刺身」「たたき」「竜田揚げ」など、メニューのバリエーションが豊富なのも魅力的ですね。

デザートには「ヨーグルト」がおすすめ

ストレス解消に甘いものを食べたくなるという人は多いと思います。
これもセロトニン分泌と関係があります。トリプトファンはブドウ糖を消費して脳内に運ばれるため、ブドウ糖が含まれる甘いものを食べるとセロトニン分泌が高まり気分が落ち着くのです。

しかし、糖分は中毒性が高く、ストレスによる過食につながりやすい側面もあります。
甘いものを取り入れるのであれば、「ヨーグルト」をおすすめします。

ヨーグルトにはカルシウムが豊富に含まれています。カルシウムは神経の働きを正常に保つために欠かせない栄養素。イライラを抑えることにも役立つと考えられています。
また、ヨーグルトに含まれる乳酸菌は、腸内環境を整えることにも役立ちます。近年では、腸内環境の乱れはうつ病の原因になるという研究結果もあるため、この点でもストレス対策につながると言えるでしょう。

イチゴやオレンジ、バナナなどを加えて「フルーツヨーグルト」にすれば、ビタミンCの補給もできて一石二鳥です。

以上、職場でのストレス軽減に役立つメニューをご紹介しました。
ストレスを感じた時、私たちの体内ではストレスに対抗するためにさまざまな栄養素が消費されます。こうした栄養を食事からしっかりと補給することは、有効なストレス対策となります。社食のメニューなどに取り入れてみてはいかがでしょうか。