ストレスチェック制度の整備には時間がかかる!具体的な実施スケジュールとは?

ストレスチェック制度の整備には時間がかかる!具体的な実施スケジュールとは?

ジャンル:ストレスチェック

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ストレスチェック制度の導入から約半年が経過しようとしています。
開始された2015年12月1日から、2016年11月30日までの間に第一回目のストレスチェックを終わらせるよう喚起をわれています。未だ情報収集中である企業は、この11月30日までのストレスチェックに間に合わせるために、いつからどのような準備をしていけばいいのでしょうか。

ストレスチェック制度実施までのスケジュール

ストレスチェック制度を実施するためのスケジュールを簡潔にまとめました。
これは大まかな流れとお考えください。
なお、4.の面談と5.の集団分析は同時期に行われます。

1.約3か月前

意思決定。業者選定。産業医と契約。実施者と実施事務従事者の選定。

2.約1か月前

実施内容・期間の決定。実施の告知。

3.実施:2週間~1か月

実施。未実施者に対する告知。

4.面談(面接指導):2週間~1か月

高ストレス者に対する医師の面談。

5.集団分析:約1週間

集団分析による組織改善の検討。

6.事後措置(フィードバック)

面談結果、集団分析に基づく組織改善。


ストレスチェック制度の導入に1番時間がかかる項目は?

ストレスチェックの導入には、開始前に最も時間がかかります。
上記スケジュールでは、1.から2.に該当します。
この準備段階に行う、ストレスチェックの内容、実施方法、高ストレス者の範囲と対策、予算、企業内での取組む範囲などの決定には、特に時間が必要です。まず実施者や実施事務従事者を決定し、ストレスチェックの内容などについては衛生委員会を開催して、医師などの指導のもとに、さまざまな決定を行わなければなりません。メンタルな問題を扱うため、時間をかける必要があります。


外部業者を利用して効率よくスケジュールを組む!

ストレスチェックの内容、項目、実施方法や高ストレス者についてなど、医師の協力や専門的な知識が必要です。
また、実施後の集団分析や医師との面談結果の反映(事後措置)など、社内で対応することが困難なものも多くあります。会社が選任した産業医がいる場合でも、内科医などでは、ストレスチェックの際、メンタル分野の実施や面談担当を断られることもあるようです。
リミット(本年11月)が近づいている現在、外部委託業者を早めに活用して、スムーズなスケジュール管理が必要です。


外部業者へ駈け込める最終リミットは3か月前!

ストレスチェックの実施、医師との面談と集団分析、そして結果の反映について、上記のように、少なく見積もっても2か月以上はかかると考えられます。そのため、外部業者に委託するのは、その1か月前が最終リミットでしょう。11月30日までに終わらせることを考えると、遅くても8月のうちには外部業者に委託を行わなければなりません。ギリギリで駆け込む事業場も増えると予測されます。対応はできるだけお早めに。