[究極の質問]昔の人と現代人、果たしてどちらが幸せなんだろう?

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ジャンル:セルフケア

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「現代はストレス時代」と呼ばれていますが、昔の人にはストレスがなく、現代人よりも幸せだったのでしょうか?国の行った世論調査などから、昔の人と現代人の生活における満足度や悩みの内容などを比較してみました。

現代人の「生活の満足度」は昔と比べてどう変化した?

内閣府が毎年行っている「国民生活に関する世論調査」を通して昔と今を比較してみましょう。ここでは、2015年(平成27年年)と30年前の1985年(昭和60年)のデータを紹介します。
生活の満足度は1985年が70.6%→2015年は70.1%、また、充実していると答えた人は72.4%→72.7%で、いずれも同じような割合でした。充実しているという人に「どんなときに感じるか」を複数回答で尋ねたところ、1985年の上位5つは次のように変化していました。
1位:家族団らんのとき     40.6% → 52.0%(2015年の1位)
2位:仕事に打ち込んでいるとき 33.1% → 32.2%(5位)
3位:ゆったり休養しているとき 25.8% → 45.0%(3位)
4位:友人や知人と会合、雑談  22.7% → 45.9%(2位)
4位:趣味やスポーツに熱中   22.7% → 42.0%(4位)

上位5位の内容は同じで、「仕事に打ち込んでいるとき」の割合は30年たってもあまり変わっていません。しかし、現代人は仕事より友人との雑談や趣味などの時間に充実感を抱く人が多く、この点が昔と大きく違います。一概にはいえませんが、日本でもワーク・ライフ・バランスの考え方が浸透してきたようです。


昔の人が悩んでいたことって何?現代人との違いは?

悩みや不安がある人の割合は、1985年:50.7%→2015年:66.7%で、1.3倍の増加です。1985年に上位だった項目はどのように変化したのでしょうか。
1位:自分の健康              38.1% → 49.2%(2015年2位)
2位:家族の健康              35.9% → 41.8%(4位)
3位:老後の生活設計            27.4% → 55.7%(1位)
4位:家族の生活(進学、就職、結婚など)  23.0% → 28.9%(6位)
5位:今後の生活費の見通し(将来の収入など)21.6% → 42.7%(3位)
6位:日常の生活費(現在の収入など)    12.3% → 33.1%(5位)

現代は、昔よりも悩みや不安を感じている人が多く、その内容をみると老後の生活設計をはじめ、現在の収入などに関する項目は2倍以上に増えています。


ストレスをケアして今よりもっと「幸せ」になろう!

昔の人と現代人の満足度や充実感はほとんど同じですが、昔に比べて現代人の方が健康や老後の生活、収入などに不安を感じていました。これらの不安を軽くするには、病気の予防を含め「健康」が鍵となるでしょう。健康を保つことによって、老後の不安や病気による収入減などの悩みを少なくしてくれることでしょう。
自分のストレスに気づいてケアするのも効果的です。職場で行うストレスチェックもきちんと回答して、結果が送られてきたら内容をしっかり確認してください。また、職場の定期健診だけでなく、市町村のがん検診などを受けることも大切です。ストレスを軽減して健康を保ち、家族や知人との時間、また、趣味も仕事も充実させて「幸せ」を実感できる生活を送りましょう。