【実録】ストレスチェック初体験!-中小企業の50代サラリーマン

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ジャンル:ストレスチェック

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私の働く会社は従業員が60人の中小企業ですが、50人以上の事業場では今年からストレスチェック制度導入が義務付けられたため、ストレスチェックを体験することになりました。近年、職場うつが問題となり、従業員のメンタルケアが重要視され、政府・厚生労働省の対策として導入されたようです。実は当社でも職場うつで休業中の人がおり、過去にも退職された方がいると聞きます。そのため重要性はわかるのですが、「私たちの精神状態をデータとして会社に把握されてしまう」といった危惧もあり、参加に消極的な人もいます。

私は現在50代、仕事はデスクワーク中心で、いまのところ精神的に大きな問題はないと思うのですが、とりあえず体験してみることにしました。

ストレスチェックのやり方

会社のストレスチェックは、説明会から始まりました。会社の産業医が関わる衛生委員会が開催されて、ストレスチェックのやり方、内容、実施規程などがつくられたそうです。それに基づいて、説明会が行われて、参加が呼びかけられました。

会社にはストレスチェック制度の導入が義務づけられているそうですが、従業員にとっては義務ではなく、自由意志での参加となるようです。精神面に関わることなので、慎重な制度となっているようですね。

私は楽天的で明るい性格だと思いますが、それでも受験や就職などで悩んだこともあります。だれでもきっとそうでしょうが、明るくふるまう反面で孤独を感じることもあります。
うつで苦しむ友人や親類も何人かいます。やはり他人事ではないので、ストレスチェックを受けることにしました。


意外と簡単! ストレスチェック体験

実際にやってみると、むずかしいものではありませんでした。
私の会社ではパソコンによるストレスチェックを導入したのですが、画面にアンケート方式で答えるだけでした。

内容は「仕事について」「最近1ヶ月の状態について」「周りの方々について」「満足度」という4項目の全57問で構成されています。企業によっては追加項目を増やすこともあるそうです。

私の会社では、この57問に、「そうだ」「まあそうだ」「ややちがう」「ちがう」といったような4択から選ぶのです。つまり4択のアンケートのようなものです。会社によっては、紙で答えるところもあるようですが、マークシートのアンケートといった感じでしょうか。

そして1週間ほどして、その結果が直接メールで届きました。パスワードで他の人が見られないようになっています。その際にストレスが大きいと判断されると、産業医の面談などがあるそうですが、私はありませんでした。


わかりやすい! ストレスチェックの結果

その結果は、ダイアグラムチャートのようなもので示されています。

「ストレスによっておこる心身の反応」は活気、イライラ感、疲労感、不安感、抑うつ感、身体愁訴の6項目、「ストレスの原因と考えられる因子」は、心理的な仕事の負担の「質」と「量」、自覚的な身体的負担度、仕事のコントロール度、技能の活用度、職場の対人関係でのストレス、職場環境によるストレス、仕事の適性度、働きがいの9項目。また、「ストレス反応に影響を与える他の因子」として、上司からのサポート、同僚からのサポート、家族や友人からのサポート、仕事や生活の満足感の4項目がありました。

自分で答えたものも、こうやって視覚化されると関連がよくわかります。私の場合は、上司や同僚との関係がいま一つであると感じさせられました。そのため飲み会の三次会のカラオケに次回は付き合おうと考えています。

また、働きがいや仕事の満足感も低いのですが、最近、忙しさにまぎれて企画案を出していないことを思い出しました。できれば時間を見つけて作成したいと思います。


個人情報の保護については?

不安だったのは、自分の精神状態が会社に知られて、マイナス査定などを受けないかということです。しかし説明会で、個人的な結果でなく統計的な結果だけ会社に知らされること、個人情報が外部の委託会社がしっかり保護することなどがわかり、安心してストレスチェックを受けることができました。


まとめ

導入さればかりのストレスチェック制度なので、いろいろ不安もありました。でも思ったより簡単で、自分の状態も客観的に見ることができたので、今後も受けて、その結果や変化を生活に生かしていきたいと思っています。