部下から信頼される上司になる!部下と上司の人間関係とストレスの関係とは?
ジャンル:労務管理
部下から信頼される上司になる!部下と上司の人間関係とストレスの関係とは?
ジャンル:労務管理
ストレスチェック制度が誕生した背景にある働く人のうつ病の増加。
その理由として上位となるのが社内の対人関係の問題。特に上司と部下の関係が原因と考えられており、離職者の半数以上が上司と部下の人間関係に悩み、その中でも部下にあたる人が離職をしています。
社内の人間関係を左右する上司と部下の関係性。この関係性を円滑にすることで、良い人材がたくさん生まれ、会社の質も向上するのではないでしょうか。そこで、部下の離職率を下げるために、部下から信頼される上司になる方法をお伝えしていきます。
部下のミスの責任を取り、部下を守る
その仕事を信頼して頼んだのは上司であるのだから、多少なりともその部下の仕事ぶりを見抜けなかった上司の任命責任もあるはず。全てを部下のせいにして一人で責任を取らせようとせず、先方へ一緒に謝りに行くなどして、部下のことを考えているという姿勢を見せることで、部下からの信頼を得ることができます。
ここで逆に部下に責任を全て押し付け、自分は知らん顔をしていると、その部下からの信頼をなくすだけでなく、社内のすべての部下から、この上司からの仕事は受けたくないと思われてしまうこともあり得ます。
リーダーシップを発揮し、細かい指示はしない
リーダーシップを発揮して部下を引っ張って行ってあげることは上司としては当たり前の行動となりますが、それにプラスして、細かい指示はしないであげることが後輩から慕われるポイントとなります。
細かく指示をしてしまうと部下が考えて仕事をすることができず、部下が社会人として育たなくなりますし、そんな細かく指示するなら自分で仕事をした方が早いと感じ、結局自分で仕事をしてしまうという悪循環に陥ります。また、細かい指示をしないことで部下も自分がまかされていると思うことができ、仕事に対してのやりがいを感じることができるのです。
部下だっていろいろと仕事を抱えて忙しいのですからそんな細かい指示を聞いている暇もありません。
なので、大事な指示や大きな指示はしても、細かい指示は自分で考えて行動させてあげるのが信頼される上司なのではないでしょうか。
評価基準は一定に、大事な決断は早めに!
昨日はAという指示を出したのに、今日はB。その指示自分が言ったっけ?と評価の基準が一定ではない上司、大事な決断や徹夜して作った企画書なんかを「あとで」「今考えているから」というような上司は間違いなく信頼されません。叱るときも褒める時も評価の基準は一定にして、自分の発言には責任を持つようにしましょう。また、部下は上司であるあなたに早く決断をしてもらい、自分の仕事を進めたいという思いで仕事の相談や報告を持ち込みます。それを理解してあげ、早めの決断や指示をあげることで、後輩の仕事が捗り、結果、自分の仕事もはかどることに繋がります。
上司と部下の良好な関係は社内のストレスを軽減させる!
一見すると、部下が後輩のためにいろいろと気を使わなければならず、逆にストレスがたまるのでは?と思うかもしれません。
しかし、上司と部下が良好な関係を保つことができれば、社内の雰囲気は良くなり、社内のストレスを軽減することができます。また、これによって部下が上司を信頼するようになり、仕事がうまく回るようになるため、上司のストレスも軽減することができます。
部下がいくら苦労しても上司との関係を良好にするには時間がかかる一方、上司が少し態度を変えるだけで、時間もあまりかからずに部下との関係が良好になります。
上司自身のストレス軽減のためにもぜひ少し対応を変えてみるのはどうでしょうか。