こんな変化に注意! うつ病「こころ」と「からだ」のサイン

ジャンル:セルフケア

こんな変化に注意! うつ病「こころ」と「からだ」のサイン

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「うつ病」の患者数は近年急速に増加しています。
ごく一部の人だけがかかる特殊な病気のように思われがちですが、実はうつ病は「こころの風邪」と呼ばれるほど一般的な病気。誰でもかかる可能性がある病気なのです。

そんな身近な病気であるにも関わらず、うつ病がどういった病気なのかはあまり理解されていないのが現状です。うつ病にかかっていることに気づかず長期間過ごしてしまうケースも少なくありません。
そこで今回は、うつ病の時に現れるサインにはどういったものがあるのかをご紹介します。
自分や家族などにうつ病のサインが見られないかチェックしてみましょう。

うつ病で「こころ」に現れるサイン

うつ病にかかると、感情や考え方、物事に対する意欲など「こころ」の状態に変化が起こります。よく見られるサインとして、以下のようなものが挙げられます。

(1)落ち込んで憂うつな気分になる
(2)何をしても楽しくない
(3)何にも興味が湧かない
(4)いつもイライラとして落ち着かない
(5)不安な気分になる
(6)マイナス思考になる
(7)自己嫌悪に陥る
(8)死にたいと思う

当てはまる項目はあったでしょうか?
気分が落ち込んだり、無気力になったりというのは誰にでもあることです。ただし通常であれば、原因となる出来事が解決したり時間が経ったりすることで自然に気分が落ち着くことが多いもの。
うつ病の場合は、憂うつな気分が長期間にわたって続くのが特徴です。目安として上記のような症状が2週間以上続く場合、うつ病を疑ってみるべきだとされています。

うつ病で「からだ」に現れるサイン

うつ病では、先に紹介したような「こころ」の不調以外に、「からだ」にも不調が現れることがあります。からだに現れるうつ病のサインには、以下のようなものが見られます。

(1)食欲がない
(2)寝つきが悪い、熟睡できない
(3)だるい、疲れやすい
(4)肩こり、背中の痛み
(5)頭痛
(6)手足のしびれ
(7)喉が渇く
(8)便秘や下痢になる

よくある症状なので、当てはまる項目がいくつかあった方もいらっしゃるかもしれませんね。これらの体調不良の一つ一つは、うつ病以外の原因で起こる場合も多いものです。
こうした症状とともに、前項で紹介したような「こころ」の不調も感じる時はうつ病が原因となっている可能性が考えられます。

「うつ病かも?」と思ったら

お伝えしたような「こころ」と「からだ」のサインはあくまでも一般的に見られるものです。
うつ病の治療には、早期発見と早期対応が大切です。思い当たることがあったり、「もしかしてうつ病なのかな?」と思う場合、自分で判断するのではなく、まずは精神科や心療内科など専門医を受診して相談するようにしましょう。
また、これらのサインは自分ではうつ病であると気づきにくいことも多いものです。気づきにくいからこそ、今回、職場でのストレスチェック制度が義務づけられたとも言えます。
ストレスチェックについてご不明な点があれば、こちらまでお問い合わせください。