メンタルヘルスに関する悩みは「こころの耳」で相談できます

メンタルヘルスに関する悩みは「こころの耳」で相談できます

ジャンル:ストレスチェック

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ちょっとした悩みや愚痴なら友人に話せますが、「心が重い」「気持ちが晴れない」というメンタル不調になったときや、過重労働で疲れが溜まり体調以外に心も疲れてしまったとき、ストレスチェックの結果で医師面談を受けるか迷ったときなどは、職場や家族や友人に話しにくいもの。このような心のモヤモヤを貯めすぎるとさらに辛くなりますので、「こころの耳」等の電話相談が活用できることを知っておきましょう。

「こころの耳」で相談できること

「こころの耳」(厚生労働省)は、働く人のメンタルヘルス・ポータルサイトのことです。「こころの耳」では、心の健康確保と自殺や過労死などの予防のため、こころの不調や不安に悩む働く方とそのご家族への支援、職場のメンタルヘルス対策に取り組む事業者に役立つ情報が提供されています。

「こころの耳」では、こころの悩みや人間関係などのメンタルヘルス不調に関する相談、過重労働による健康障害に関する相談、ストレスチェックの結果や医師の面接指導などのストレスチェック制度に関する相談など、働く人の悩みのほとんどを相談することができます。「こころの耳」では電話相談やメール相談ができ、さらに他の相談窓口を案内してもらうこともできます。


電話相談のメリット

相談方法には、対面相談、電話相談、メール相談などがありますが、電話相談のメリットを考えてみましょう。対面相談は、相談前に電話やメールなどであらかじめ予約を取り、その時間にカウンセリングルームに行って相談をします。電話相談は電話がつながり次第、相談をスタートできるため、相談したいと思ったときすぐに相談できることが最大のメリットです。また、相談員と顔を合わせないため、1対1での会話が苦手でも最初からプライベートな相談をしやすいことや、途中で相談を断りやすいというメリットもあります。

メール相談も顔を合わせないという点では同じですが、相談内容をメールしてから返信が来るまで、ある程度の時間が必要なため、返信を受け取ったときに気持ちが変化し、返信内容に違和感があることもあります。


「こころの耳」以外の電話相談先

残念ながら、電話相談は電話がつながりにくいこともあります。「こころの耳」に繋がらない場合は、他の電話相談も活用してみましょう。

(1)話をきいてほしい、生きているのがつらい、やる気がでないなどの場合
・こころの健康相談統一ダイヤル(都道府県・政令指定都市)0570-064-556
・いのちの電話の相談(日本いのちの電話連盟)0570-783-556
・よりそいホットライン(社会的包摂サポートセンター)0120-279-338

(2)過重労働や長時間労働、仕事のストレスや職場の人間関係などの場合
・労働条件相談ほっとライン(厚生労働省委託事業)0120-811-610
・働く人の悩みホットライン(日本産業カウンセラー協会)03-5772-2183
・なんでも労働相談ダイヤル(連合)0120-154-052

これらの無料電話相談以外にも、カウンセラーの指定ができ、24時間いつでも相談できるなど、特徴のある有料電話相談もあります。


不安や悩みは一人で抱えこまないで

急に思いが込み上げて、涙が止まらなかったり、怒りが収まらなかったりすることもあります。不快な感情を押し殺したままにしておくと、ある日メンタル不調に襲われることがあります。職場や家族や友人に話しにくいときは、電話相談を活用し、心の健康確保をしておきましょう。