- よくあるご質問
- 用語集
は行
パーソナル ハラスメント(ぱーそなる はらすめんと)
パーハラともいう。パーソナルな面において個人・集団問わず嫌がらせを行う行為。例えば容姿やクセ、生活スタイルや個人的に直接関係することにおいてからかったり必要以上に問いただしたり、いじめをしたりすること。
配転(はいてん)
人事異動により、従業員の担当職務や勤務地などを変更することを「配置転換」、略して「配転(はいてん)」という。配置転換は大きく、企業内の配置転換と企業間の配置転換に分かれます。前者には昇進・昇格、職種変更、勤務地変更などが含まれ、後者には子会社や関連会社への転籍、出向などが該当する。狭義では、同じ企業内において職場や勤務場所が変わることのみを指し、このうち事業所間にまたがる配置転換を転勤という。
派遣元事業者(はけんもとじぎょうしゃ)
労働者派遣事業を行う事業者のこと。派遣する労働者と雇用契約を結び賃金を支払う一方で、派遣先事業主と派遣契約を結ぶ。労働者に職業訓練を実施する事業主もある。労働者派遣事業には特定労働者派遣事業と一般労働者派遣事業があり、事業を行うには厚生労働省の許可や届出が必要。
派遣労働者(はけんろうどうしゃ)
労働契約を結んだ派遣元の指示で派遣先へ赴き、派遣先の指揮命令を受けて働く労働者。
発達障害(はったつしょうがい)
障害の原因が、精神あるいは身体的、またはその両面にわたっており、自立した生活能力や言語機能、学習などいくつかの領域で、機能的に制限がある。子どもの発達の側面は多様であり、それらは相互に関連性を持っているため、ある側面に何らかの障害が見られる場合は、ほかの側面にも悪影響を及ぼしている可能性を考えなければならない。
パニック障害(ぱにっくしょうがい)
強い不安感を主な症状とする精神疾患のひとつでパニックディスオーダー(panic disorder)とも呼ばれ、従来不安神経症と呼ばれていた疾患の一部。パニック発作と呼ばれる状態が繰返される。
パニック発作(ぱにっくほっさ)
突然強いストレスを覚え、動悸、息切れ、めまいなどの自律神経症状と強い不安感に襲われるもの。「死ぬのではないか?」などの恐怖感もよく感じる。手足のしびれやけいれん、吐き気、胸部圧迫感、息苦しさなども生じ、症状を抑えようとしても抑えられず、逆に症状は悪化し、救急搬送されることも多いよう。しかも、これらの症状は、特別な処置がなくとも、しばらく安静に過ごしていれば多くは回復する。
ハラスメント(はらすめんと)
いやがらせやいじめのことをいう。職場においては、セクシュアルハラスメント(セクハラ)、パワーハラスメント(パワハラ)、モラルハラスメント(モラハラ)が問題となることがある。
パワー ハラスメント(ぱわー はらすめんと)
職権などのパワーを背景にして、本来の業務の範疇を超えて、継続的に人格と尊厳を侵害する言動を行い、就業者の働く関係を悪化させ、あるいは雇用不安を与えることをいう。うつ病などのメンタルヘルス不調の原因となることもある。
半構造化面接(はんこうぞうかめんせつ)
診断の確定や治療効果の研究のために用いる一連の順序だった、決められた質問によって構成された面接のことを構造化面接という。これに対し、あらかじめ面接の目的や質問をある程度決めておくけれども、状況や相談者の反応によって面接者が自由に質問を変えていくものを半構造化面接という。質問を何も決めずに行う面接を自由面接(非構造化面接)という。
PTSD(心的外傷後ストレス障害)(ぴぃーてぃーえすでぃー(しんてきがいしょうごすとれすしょうがい))
強烈な精神的衝撃を受け、数週~数か月の潜伏期間の後に、長期にわたり恐怖感、無気力、睡眠障害、悪夢など様々な症状を示す障害。地震、洪水、火事のような災害、または事故、戦争といった人災、監禁、虐待、強姦など犯罪など、多様な原因によって生じます。
非正規雇用(ひせいきこよう)
いわゆる「正規雇用」以外の有期雇用をいう。狭義には、正規雇用、中間的な雇用、非正規雇用の3つに区分けした際の用語として使われることもある。
非定型うつ病(ひていけいうつびょう)
専門家の間でも見解は一致していない「現代型うつ病」のひとつの類型と考えられている。DSM-Ⅳ-TR(米国精神医学会)にはメランコリー型に対し非定型うつ病の診断基準の記載があり、1)気分の反応性:楽しい出来事には気分が明るい、2)食欲の増加、体重増加、3)過眠、4)鉛様の麻痺(身体が鉛のように重い)、5)拒絶過敏性(他人の言動にひどく敏感)、などを特徴としている。
非定型向精神薬(ひていけいこうせいしんやく)
抗精神病薬には、1950年代に開発された定型抗精神病薬と1980年代後半から(日本では1996年から)使用されている非定型抗精神病薬の2つのタイプがあり、特に統合失調症の治療の中心になっている。主に幻覚や妄想などの症状に有効。非定型抗精神病薬は、現在では統合失調症治療の第一選択薬となっている。
病識(びょうしき)
自分自身の異常体験や行動が病気あるいは病気であったことを判断し、自覚していること。統合失調症、アルコール依存症などのメンタルヘルス不調の場合は病識がないことも多く、そのために治療がうまく進まないこともある。
不安障害(ふあんしょうがい)
不安とは、明確な対象を持たない恐怖のことを指す。不安により発汗、動悸、頻脈、胸痛、頭痛、下痢などといった身体症状も現われますが、不安そのものや不安による身体症状が強く生活に支障がある病的な状態を不安障害と呼ぶ。治療には、薬物療法・認知行動療法などがある。
不安神経症(ふあんしんけいしょう)
不安を主症状とする神経症が不安神経症が、現在では「神経症」という用語は使われなくなっている。不安神経症は現在の「パニック障害」か「全般性不安障害」になる。
復職(ふくしょく)
一度離れた職に再び戻ること。また、休職者がもとの職に復帰すること。
不定愁訴(ふていしゅうそ)
身体の状態について、何となく体調が悪いという感覚や様々な自覚症状を訴え、検査をしても原因となる病気が見つからない場合を指す。「頭が重い」、「目の奥が痛い」、「疲れが取れない」、「よく眠れない」などと訴えることも多くある。
プライバシーの配慮(ぷらいばしーのはいりょ)
プライバシーの範囲は個人ごとに異なるが、健康情報は特にセンシティブな情報から、セキュリティを確保して取り扱う。病名や検査値などの生データは、医療職以外が不用意に取得や利用をしないようにする。また、目的外使用や第三者への提供の際には、本人に事情を説明して同意を得る。ただし、本人の生命や健康を守る必要がある場合は、積極的に活用しよう。研究や公表のための利用では、匿名化しよう。
ブラック企業(ぶらっくきぎょう)
労働者を酷使・選別し、使い捨てにする企業。「ブラック会社」ともいう。 度を超えた長時間労働やノルマを課し、耐え抜いた者だけを引き上げ、落伍(らくご)者に対しては、業務とは無関係な研修やパワハラ、セクハラなどで肉体・精神を追い詰め、戦略的に「自主退職」へと追い込む。金融危機の影響で就職難が深刻化した2000年代後半から、こうした悪辣(あくらつ)な企業を指すようになった。その明確な定義はないものの、以上のような「合法か否か」の境目をはるかに超えた「劣悪な労働」「峻烈(しゅんれつ)な選別」「非情な使い捨て」などが特徴で、企業規模や知名度とは関係なく、入社3年内の離職率の高さや社員の年齢構成(30~40代が極端に少ない等)が1つの指標とされる。なお、かつては反社会的企業(暴力団系やそのフロント企業など)を指す言葉だった。 法令違反の長時間労働やサービス残業、労使の合意を経ない転勤命令などは、1970年代から問題視されており、多くの日本企業には元よりブラック的な体質があったという見方もある。他方、こうした強要に忍従した労働者の「滅私奉公」は、企業が終身雇用・年功賃金を保証するという「暗黙の合意」の上に成り立っていたのであり、日本型雇用慣行が崩壊に進み、新卒採用でも買い手側が圧倒的優位にある現在、労働者とりわけ若年労働者を蝕(むしば)む新たな社会問題として対処すべきという指摘もある。
ブラッドタイプ ハラスメント(ぶらっどたいぷ はらすめんと)
ブラハラともいう。ブラッドタイプ(血液型)といった不確定性要素に基づいたその者への不当な判断や言動、行動などの総称。科学的に肯定されていない血液型による人格判断のため受けた側にとっては不当極まりない。選択が不可能な生まれ持った遺伝的情報による否定は人種差別と変わらず、多くの国ではそれ自体がナンセンスであり立派な差別といった認識である。
ブリーフサイコセラピー(ぶりーふさいこせらぴー)
短期間、あるいは少ない面接回数で行おうとする心理療法。ブリーフサイコセラピーにはいくつかの流派があって、面接の進め方は様々。必ずしも短期であることを強調しているわけではなく、効率的、効果的な方法を目指していると言った方がよいだろう。
不利益取扱い(ふりえきとりあつかい)
面接指導の申出を理由として労働者に不利益な取扱いを行うことは法律上禁止される。 このほか、ストレスチェックを受けないこと、事業者へのストレスチェックの結果の提供に同意しないこと、高ストレス者として面接指導が必要と評価されたにもかかわらず面接指導を申し出ないことを理由とした不利益な取扱いや、面接指導の結果を理由とした解雇、雇止め、退職勧奨、不当な配転・職位変更等も行ってはいけないとすることが想定されている。
ブルーマンデー(ぶるーまんでー)
休み明けの月曜は「また1週間仕事か」と思い、気分がのらず、憂鬱な気分で迎えることを表現している。世界的にBlue Mondayは休日明けの物憂い月曜日として誰しも経験し広く認識されており、このレベルではうつ病、うつ状態とはいえない。
ペイシェント ハラスメント(ぺいしぇんと はらすめんと)
ペイハラともいう。ドクター・ハラスメントの逆のパターン。主に患者側が医療従事者に対し、正当な医療行為を妨害するような行為をすることを指す。心無い患者が暴言を吐いたり又は暴力行為を行なうこともこれに該当する。また事実にない事を言いふらし権威を失墜させることもこれに当たる。
ペットロス症候群(ぺっとろすしょうこうぐん)
「ペットを失う」ことによりさまざまな心身の症状が生じるものを指す。愛情を持って接していた飼い主ならだれもが経験する正常な感情体験であり、症状の程度は個人差が大きいもの。様々な症状が生じますが、ペットロスをきっかけにうつ状態、うつ病に至ることもあるので、その場合には治療が必要となる。
保健指導(ほけんしどう)
健康診断の判定結果に基づいて精密検査の受診、医療機関での治療、生活習慣の改善などの指導を実施することを指す。 労働安全衛生法により、健康診断の結果が有所見である労働者に対して、事業者が医師または保健師により実施させるよう努めなければならないこととされており、実際は「健康診断結果に基づき事業者が講ずべき措置に関する指針」を参考に行われている。