ストレスチェックをスマートに実施するために知っておきたい3つのこと

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ジャンル:ストレスチェック

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ストレスチェック実施に際し、費用がどのくらいかかるのか、正しく実施できるのか、そして職場改善に結び付けられるのか、不安は尽きないもの。そこでストレスチェックを無理なく無駄なく実施するために特に知っておきたいことを3つ取り上げてご紹介します。

助成金の支給を受ける上で見落としがちなポイント

助成金の支給を受ける上で気をつけたいのが、助成金事業登録届出と支給申請書の期間についてです。「ストレスチェック助成金事業場登録届」の届出期間は平成28年4月1日から11月30日まで、「助成=給申請書」の申請期間は平成28年4月15日から平成29年1月31日までとなっていますが、早めに届出・申請を行うのが良いでしょう。

というのも、たとえ期間内であっても、助成=給申請の受付が終了してしまう場合があるからです。また、「ストレスチェック助成金事業場登録届」を提出したのち通知書が返送されますが、これを受理してから3ヶ月以内にストレスチェックの実施から、従業員への結果通知さらには産業医による面接指導、そして助成金支給申請まで全ての工程を終えなくてはなりません。


産業医が見つからなければ「ストレスチェック難民」に

ストレスチェックを実施する上でネックとなりやすいのが産業医の確保です。

ストレス判定を行う「実施者」としては、

1. 医師
2. 保健師
3. 検査を行うために必要な知識についての研修であって厚生労働大臣が定めるものを修了した看護師又は精神保健福祉士

とありますが、これに該当する実施者を見つけるのは中小企業にとってそう容易ではありません。結局、奔走した挙句、適切な実施者と契約を結べなかったなどの事態を避けるためには、専門医を確保したストレスチェックサービスの利用を検討するのも一つの手と言えるでしょう。


集団分析結果の評価は簡単じゃない

ストレスチェックは、職場環境の改善に寄与してこそ意味があるものです。そのためには集団分析結果を有効活用することが求められます。「厚生労働省番ストレスチェック実施プログラム」などにも集団分析結果の出力機能はありますが、集団分析の結果に応じて、それぞれの事業場が適切な改善策を打ち出すのには、経験豊富な実施者をもってしてもかなり困難を伴います。形だけのストレスチェックを行うのではなく、職場の環境をより良くし、現状よりも生産性を高めるためにも、豊富なデータを所有し、職場環境を改善するための方策にも精通したストレスチェック提供会社の力を借りるのが得策です。

ストレスチェックをスマートに実施し、また意味あるものにするために必要なことについてご紹介してきました。ストレスチェックは職場環境を改善することで、企業が今後、健全に成長していく上で欠かせないプロセスと言えます。せっかく手間も費用もかけるわけですから、最大限有効に活用し、よりより経営にお役立てください。