従業員のストレスってどんなのがあるの?

従業員のストレスってどんなのがあるの?

ジャンル:労務管理

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人間関係や長い労働時間、仕事のプレッシャーなど…。従業員はさまざまなタイミングで、職場に対してストレスを感じています。厚生労働省における労働者健康状況調査では、実に全労働者の「60%以上」が、ストレスや不安を感じていると回答しました。
では、従業員は具体的にどのような物事に対して、ストレスを感じているのでしょうか?

■【ストレスその1】人間関係のこじれ

上司・同僚との人間関係が良好ではない場合には、

「職場にいるだけでストレスを感じてしまう…」

といった声も聞かれます。そのような職場環境では、休憩時に安らぐことも難しいでしょう。
また、現代においては「セクハラ・パワハラ・モラハラ」などの、ハラスメントストレスの主な原因。従業員は基本的に上司からの誘いなどを断りづらいため、企業は「上司・部下」の関係性に注視することが大切です。

■【ストレスその2】給料や昇進に対する不安

「将来的に給料が増えるのだろうか…」

といった不安を感じたことはありませんか?会社員の給料は、国内の景気や企業の経営状態など、さまざまなことに左右されるため、自身の昇進・昇給に対して不安を抱えている従業員は少なくありません。
また、上司や同僚との「所得格差」も、ストレスの主な原因として多く挙げられています。特に給料が低い従業員は、

「果たして正当な評価を受けられているのか?」

といった不安を感じやすい傾向にあります。

■【ストレスその3】膨大な仕事量や業務適性の不一致

仕事の量が多すぎると、それに見合った給料を受け取っていたとしても、従業員はストレスを感じやすくなります。仕事の量は、従業員の身体的・精神的な負担の大きさと比例するためです。また、

「向いていない仕事を任されると、ストレスを感じる…」

といった声も少なくありません。したがって、企業側は個人の適性や負担を考慮し、慎重に仕事を振り分けることが大切なポイントになります。

■おわりに

従業員のストレスの原因は、ある程度限られています。従業員のストレスを軽減させるには、企業がストレスの原因を掴み、適切な対策を講じる必要があります。