学生だけじゃない!絶対ゆるすな、社内いじめ

学生だけじゃない!絶対ゆるすな、社内いじめ

ジャンル:労務管理

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「いじめ」と聞くと、学校で起こるものと連想する人が多いかもしれません。確かに、子どものころは理不尽ないじめが多く起こるもの。しかし、社会人になったからと言って、いじめが無くなるわけでもありません。
「大人でもいじめなんてするの…?」なんて思われるかもしれませんが、社内いじめというのは残念ながら昔から横行しています。大人になりきれていない人や、仕事で鬱憤が溜まっている人などが、ターゲットを見つけて嫌がらせやいじめ行為をしてしまうことがあります。

■社内いじめって何をされるの…?

そもそも社内いじめでは、どのようなことをされるのでしょうか。以下では、具体例をご紹介します。

・「仕事ができないやつに出す残業代なんてないよ」

「残業代が出ると思ってるの?」「ボーナスから引くぞ」などと言って、部下にサービス残業を強要する上司がいます。これも立派な社内いじめです。しかし、上司からそのような強要をされてしまっても、なかなか文句は言えないもの。社内いじめには、上司と部下という上下関係があるからこそ、理不尽なことを命令されても言い返せなくなってしまうパターンが多いのです。

・職場の人の会話に入れてもらえない…。

なんだか同僚が会話で盛り上がっているので近寄ってみたら、途端にみんな知らんぷり。こんな子どもじみたいじめも、実は各所で起こっています。「仕事とプライベートは別!」と割り切りたくても、毎日出勤する職場で仲間外れにされてしまったら、ストレスも溜まってしまいます。

・仕事を教えてもらえず、ほかの人に迷惑が!

どこの職場にも、新人教育という文化はあるものですが、この教育担当に目をつけられてしまうと大変です。仕事のやり方を聞いても答えてもらえず、結果的に仕事で失敗をして、ほかの人に迷惑がかかってしまう…なんてやりきれないことも。

・ほかの社員の前で「無能だ」などと罵詈雑言

仕事のミスを叱責する際に、不用意にひどい言葉を言ってきたり、ほかの社員の前で怒鳴り散らされたりするというケースもあります。晒し者のような形になってしまう上に、ほかの社員からの評価まで下がってしまう恐れがあります。

■社内いじめって解決するの?

いじめの解決策としては、セクハラやパワハラ、モラハラなどの嫌がらせを受けた場合に相談できるホットラインなどの活用や、角をたてないように相手と和解する方法などが挙げられます。ただし、これらの方法でも下手をするとより関係が険悪になってしまったり、いじめが加速してしまったりする危険性があるため、注意が必要です。
根本的に解決するためには、まず社内でいじめに対する認識を明確にするところから始めると良いかもしれません。特に会社のようなコミュニティにいると、それが間違っている状況だとしても、なかなか気付かなかったりするものです。

■社内いじめ解決としてストレスチェックの導入を

この問題意識を社員が持つきっかけとして、ストレスチェックは大いに活用できるでしょう。簡単な質問によって職場でのストレスレベルを測ることができるため、知らず知らずのうちにストレスを溜めていたことが分かるかもしれません。深刻化しないうちに、企業でストレスチェックの機会を作り、改善していくことをおすすめします。