「睡眠不足」と「不規則な睡眠習慣」が与えてしまう悪影響

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ジャンル:セルフケア

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「あー、昨日2時間しか寝てないわー。全然寝てなくて辛いわー」
皆さんの職場には、このような言葉を口にしている部下や同僚はいませんか? 意外と「寝てませんアピール」をしている方は多いようです。
冗談で言ってるのか、心配されたくて言っているのか、はたまた働いている自分をアピールしているのか。いずれにしろ「寝てない、寝てない」と言っている人には、少し注意しておきましょう。

心身に悪影響を与えてしまう睡眠不足

睡眠不足をあまく見ている方も多いですが、心身に与える悪影響は大きなものです。以下に、睡眠不足によって引き起こされる症状を4つご紹介します。

1. 情緒不安定になる

「睡眠不足でイライラする」という話を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。実際に睡眠不足で普段よりもイライラしやすくなった経験がある、という方もいるかと思います。
睡眠不足はこのようなストレスだけではなく、強い不安感や倦怠感も引き起こすと言われています。これらが悪化すると、最終的にはうつ病に至る場合もあります。

2.太りやすくなる

睡眠不足は活動時間が長い分、十分な睡眠をとった場合よりも多くエネルギーを摂取する傾向にあります。スタンフォード大学の研究によると、食欲を司るホルモンのバランスが乱れ、ついつい食べ過ぎてしまう人が多いとのことです。
肥満が健康に悪影響であることは皆さんもご存知のことと思います。

3.免疫力が低下する

睡眠不足は体力の低下、そして免疫力の低下を招きます。睡眠不足の日が続いて体調を崩しただけでなく、風邪をこじらせてしまったという経験をされた方もいるのではないでしょうか。さらには睡眠不足により、脳卒中のリスクが高まるという研究結果も出ています。

4.心臓病などのリスクが高まる

睡眠時間が短いと、高血圧になりやすい傾向があります。高血圧になると、心臓発作などを引き起こすリスクが高くなってしまいます。また、睡眠不足自体も心臓発作を誘発するホルモンを分泌するのです。

知らないうちに身体にガタが!

「平日は仕事で忙しいけど、休日に寝ダメしてるから大丈夫」
こう思っている方も少なくないのではないでしょうか。平日は2,3時間しか寝られないけど、休日に10時間くらい寝て、平日の寝不足を解消できると考えているのではないでしょうか。
しかし、このような不規則な睡眠習慣も心身に悪影響を与え、ストレスに繋がります。自身が気付かないだけで、かなりの負荷が身体にかかっていることも多くあります。
実際、自分でも気付くことのできない「無自覚なストレス」というものがあります。特に仕事熱心な方や勤勉な方が溜めやすい傾向にあり、ふとした拍子に心がポッキリと折れることがあるんです。
仕事が忙しくて睡眠時間が短い、もしくは不規則だという方は、ぜひストレスチェック制度の義務化を利用して1度ストレスチェックを受けてみてはいかがでしょうか。

ご自分では気付いていない、蓄積しているストレスに気付くきっかけにもなるかと思います。また、普段「寝てない」と口癖のように言っている部下や同僚にも勧めてあげてください。