ストレスチェック制度! 従業員のメリットは?

ストレスチェック制度! 従業員のメリットは?

ジャンル:ストレスチェック

ストレスチェック制度! 従業員のメリットは?

ジャンル:ストレスチェック

Facebook Twitter

平成27年12月1日より、労働安全衛生法に基づき「ストレスチェック制度」の導入が企業に義務付けられるようになりました。
これにより企業は、従業員の健康はもちろん、精神面でもしっかりと注意を払わなければならなくなったと言えます。
ではこのストレスチェック制度の導入によって従業員の労働環境はどう改善されるのでしょうか? ストレスチェック制度のメリットを3つ紹介します。

1.自分の精神状態がわかる

うつなどにかかる人の特徴として、まじめで何事にも一生懸命でいつも頑張っているというものが挙げられます。そのような人たちは自分たちの心がストレスで疲れきっていても気付かなかったり、仕事を優先せねばと思って無茶をしたりします。
ストレスチェック制度はそのような人たちに、自分たちの心の状態を気付かせるためのきっかけになります。

2.従業員の心身の健康度が促進される

日本は平成11年以降、精神疾患の患者数が増加傾向にあります。厚生労働省の調べによれば、今も300万人以上の患者がいます。
うつを始めとした精神疾患を患うと、人によっては仕事をすることも難しくなり、従業員の生活も苦しくなります。従業員が自身の生活を守るためにも、体の健康と共に心の健康も大切です。
健康診断とストレスチェックを併用することで、従業員は自分の心身の健康を気遣うことができます。心身が健康であれば安定して働き続けることができ、従業員の生活の安定化にもつながります。

3.個人情報が守られる

診断結果によって自分が高ストレス状態下にあると分かった場合も、それが企業に知られることはありません。
ストレスチェックは、ストレスチェックテストを提供する企業や産業医によって行われます。また、個人の情報をストレスチェック提供会社などから皆さんが働く企業に流すことは法的に禁止されているのです。
ストレスチェックは「うつ患者の診断」や「将来的にうつになるかもしれない従業員」をあぶりだすためのものではありません。

従業員の皆さんが自身の心を気遣うようになるためのきっかけとなり、企業が自身の職場環境を改善するために実施しなければならないものなのです。

ストレスチェック制度で気持ちの良い職場に

ストレスチェック制度の導入は企業の健全化と、従業員の心労の軽減を目的としています。この2つはどちらも、企業の利益を伸ばすためにも重要なことと言えます。

企業が従業員の精神衛生も重要視すれば、従業員は精神的にも健康な状態で働くことができるようになります。このことは企業と従業員の間に信頼関係を築くために必要不可欠と言えます。

企業と従業員が信頼関係を築けば、自然と仕事の能率は上がって生産性も向上することでしょう。